Torqhost というエストニアのホスティング業者があって、半額クーポンを出していたので、契約してみた。
クーポンコードは「VSWAPYEAR2」で、対象プランとクーポン適用後の価格は以下の通り。 クーポンでの割引は初年度だけじゃなくて、当該契約はずっと半額のまま。
- メモリ 256MB プラン (7.5 EUR / 年)
- メモリ 512MB プラン (12.5 EUR / 年)
- メモリ 1GB プラン (30 EUR / 年)
- メモリ 2GB プラン (37.5 EUR / 年)
私は一番安い 7.5 EUR のプランを契約。
カタログスペックはこんな感じ。
- 7.5 EUR / 年 (15 EUR がクーポンコードで半額)
- メモリ 256MB (vswap 256MB)
- ディスク 20GB
- 月間転送量 500GB
- 場所 エストニア (ping rtt 300ms 程度)
- OpenVZ
コントロールパネルは TorqCP なる独自っぽいもの。
SolusVM に結構似ているが、コンソールや逆引き設定の項目がない。
逆引き設定はサポートチケットで依頼することになる。サポートの返事はきわめて早く、2分で返事が来た。
ただしアップデートまで24~48時間待てという。
2時間半ほど経過した現在では、まだ逆引きできない。後で追記予定。
OS 選択肢は以下の通り。それぞれ 32bit/64bit が選べる。
- Ubuntu 12.04 / 12.10 / 13.04
- CentOS 5 / 6
- Debian 6 / 7
Debian 7 は最小環境 (Minimal) も選べる。
……これを見落としていて、昨日いろいろ削りにかかってしまって、後で Minimal を入れ直した。
別の理由もある (後述) ので、Debian 使う人は Minimal を入れる方がいいと思う。
コントロールパネルでの注意点としては、再起動は「Stop」、「Start」の手順を踏む必要があること。
すでに起動してる状態で「Start」を押すと、ログ項目にエラーが出る。
SolusVM だと「Reboot」ボタン1回なので、いずれ TorqCP もそうなってくれるといいなあ。
OS 再インストール時には、使う root パスワードを入力することになる。
SolusVM だと、あらかじめ設定済みの root パスワードになるので、ここも若干動きが違うところ。
再インストールするたびに、コントロールパネル上のサーバー ID が変わる。
場所がエストニアとあって、ssh のレスポンスは遅い。
距離でいえば、日本からだと西回りの方が近いんだけど、インターネットの経路は東回りになってしまう。
tracepath してみたところ、こんな経路だった。
- 東京
- ロサンゼルス (アメリカ西海岸)
- ワシントン D.C. (アメリカ東海岸)
- パリ (フランス)
- アムステルダム (オランダ)
- デュッセルドルフ (ドイツ)
- ストックホルム (スウェーデン)
- タリン (エストニア)
地球を半周以上しているわけだ。
場所が遠いので、ssh とかのレスポンスは遅く、イライラ感は避けられない。
ssh が快適に使えていると思う個人的限界は 150ms ぐらいなので、300ms は相当遅い。
しかし、サーバー自体はサクサク動いている。激安 VPS にありがちなストレージのもたつきがない。
その点では高く評価すべきだと思う。
クーポンで半額になっているとはいえ、年1000円程度の激安 VPS だと考えると、価格と比べてとても快適な環境だと思う。
開通当初、Debian 7 32bit を入れたら、sysvinit ではなく upstart が入っていて、dist-upgrade では upstart を消して sysvinit を入れようとしてくる。
しかし、sysvinit は
.init: timeout opening/writing control channel /run/initctl
とエラー吐いて動かず、再起動なんかするともう再インストールするしかなくなっちゃう。
なんだけど、Debian 7 Minimal 32bit だと最初から sysvinit が入っていて、問題なく動作する。
(2013/08/22 追記)
逆引き設定依頼から約23時間経過した現在、すでに設定されていることが確認できた。